ガチで鈍器。【BlenderリアルタイムCGキャラクター制作入門】やって分かったメリット、注意点

Blender初心者向け

どうも、ぽんせいです!
やっと、Blenderでのキャラクター制作がほとんど終わりました。
VRCHATでの動きを少し修正したら、もう完成です。

Blenderでキャラクターを作りたい!
VRCHATで使えるようにしたい!
でもなんか難しそう、、、

私も同じような悩みを持っていて、この「リアルタイムCGキャラクター制作入門」を読んでみることにしました。

この本は、Blenderでのキャラクター制作の流れ、Unityでのセットアップを体系的に学ぶことができます。この記事では、私が読んでわかった内容や実際に良いと感じたこと、注意点すべきことなどを、素直にレビューしていきます。

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作品紹介

書名:Blender リアルタイムCGキャラクター制作入門
著者:株式会社なのです
出版社:秀和システム
発売日:2023/8/17

3DCG作成ソフトBlenderで、アニメ・イラスト風の3DCGキャラクターを作る内容の書籍です。リアルタイムCGで動かせるモデルを作り、UnityやVRChatで動かすところまで解説。

ページ数は755ページ
重さは1138グラム、2分の1六法全書くらいです。
かなり分厚くて重いです。

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実際に使って良かった点

制作全体の流れが分かる

構成が
モデリング準備→モデリング→スキニング→Unity動作テスト→マテリアル、テスクチャ→フェイシャル→Unityでのセットアップ
となっており、Unityでの動作確認も早い段階でテストします。
この構成の良い点は、「最後まで完成してから確認」ではなく、制作の中間段階で問題を早期発見・修正できるワークフローになっていることです。
特にスキニング後のUnity動作テストは、モーションによる破綻やリグの不具合を事前に確認できるため、後戻りの手間を最小限に抑えられます。

また、後半のマテリアル・フェイシャル・Unityセットアップも、Unityでの運用を前提とした構成になっており、見た目だけでなく「動かして使えるキャラ」を作る視点が一貫しています。

画像と文字の割合が良い

基本的に方法や手順の説明があり、次に画像があります。
文字と画像のバランスが良く、画像にも該当箇所にマークや説明がされているので、非常にわかりやすいです。
文字が多いとやる気が出ないですが、この本は画像も適切な量あるのでモチベーションの維持がしやすいです。

モデルが可愛い

本書で最終的に完成するキャラクターは、技術的な完成度だけでなくビジュアル的にも魅力的で、「作ってみたい」と思わせてくれるデザインになっています。
モデリングが難しくならないようにシンプルなデザインですが、可愛いです。(キャラクターデザインはしぐれういさん)
私は、この書籍のキャラクターじゃなくて自分のキャラクターを作っていましたが、、、

気になった点

画像だけだと分かりにくい箇所がある

仕方ないことだと思いますが、どうしても画像だと分かりずらい所があります。私はこの書籍と2つのYoutubeチャンネルを参考にして作りました。
私が参考にしたYoutubeはmmCGチャンネルさんとふさこさんです。どちらも非常にわかりやすい動画なので、壁に当たったら参考にしてください。

mmCGチャンネル animetic – YouTube

ふさこ / 3D自習室 – YouTube

細かい調整は端折られている

例えば、顔もモデルの調整や、細かいことは端折られています。
後の調整は自分でやってみてください、という所がしばしばあります。
初心者向けなので、あまり複雑にならないようにする配慮だとは思います。しかし、やってみたい人向けに解説も入れて欲しかったな
と思います。
サンプルモデルの配布がされているので、そのモデルと比べるのが良いと思います。

ウエイトペイントの方法

この書籍は、ウエイトを数値で調整します。
素体のモデルが書籍のモデルと同じなら簡単だと思いますが、私はウエイトペイントの方が楽だと感じました。
他のモデルも作りたい人はウエイトペイントやアドオンを使うのが良いと思います。

こんな人におすすめ

Blenderでキャラクターを一から作ってみたい初心者の方
この本は、キャラクター制作の全体像をわかりやすく解説してくれるので、「何から始めたらいいかわからない」という方にぴったりです。特に、Blenderを使い始めたばかりの人にとって、制作の流れが明確なのは大きな助けになります。
ただ、完全に0からだと苦戦すると思うのである程度操作方法やショートカットを覚えてからの方が良いと思います。

VRChatで使えるアバターを自作したい人
本書ではUnityへのセットアップやVRChatでの活用まで視野に入っているので、「完成したモデルを実際に動かしたい」という人にとって実用的な内容になっています。

書籍ベースでじっくり学びたい人
YouTubeの動画だけだと情報が散らばっていたり、細部がわかりづらいこともあります。この本は紙面で順を追って確認できるので、自分のペースで進めたい人にもおすすめです。

可愛いキャラクターを作ってみたい人
完成モデルがシンプルで可愛らしいので、「こういうの作りたい!」とテンションが上がると思います。モチベーションを維持しながら学習したい人にはとても向いています。

まとめ

「Blender リアルタイムCGキャラクター制作入門」は、キャラクター制作の流れを体系的に学びたい初心者にとって、非常に頼れる一冊です。モデリングからVRChatでの動作までを一貫して解説してくれる構成や、可愛いモデル、そして画像のわかりやすさは、学習意欲をしっかり支えてくれます。

もちろん、細かい調整や表現の幅を広げたい場合には、他のリソースとの併用が必要ですが、それでも「何から始めればいいか分からない」という最初の壁を乗り越えるには最適な内容でした。

私自身、この本をきっかけに自作キャラクターを完成まで導けたので、同じようにBlenderやVRChatに挑戦したい方には、ぜひ一度手に取ってみてほしいと思います!

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